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CFRP加工 2025.02.06

CFRPで使われるエポキシ樹脂とは?メリット・デメリットを分かりやすく解説

CFRPで使われるエポキシ樹脂とは?メリット・デメリットを分かりやすく解説

CFRP(炭素繊維強化プラスチック)は、炭素繊維を樹脂で固めた軽量かつ高強度の複合材料として、航空機やスポーツ用品など幅広い分野で注目されています。

主要な結合材として選ばれるエポキシ樹脂は、炭素繊維と強固に結びついて性能を高める一方、紫外線による劣化や低温での硬化時間、靭性の低さによる割れやすさなどの課題も抱えます。

この記事では、CFRPに用いられるエポキシ樹脂のメリットとデメリット、対策を中心に解説します。

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CFRPで利用されているエポキシ樹脂とは?

CFRPで利用されているエポキシ樹脂は、熱硬化性の特徴を持つエンジニアリングプラスチックの1種です。

樹脂は加熱によって固まる「熱硬化性」と加熱によって溶融し冷却によって固まる「熱可塑性」に分かれます。エポキシ樹脂は「熱硬化性」の代表格で、強度が高く、耐水性や密着性に優れているため、多くのCFRP製品にマトリクス樹脂として利用されています。

また、エポキシ樹脂は他のマトリックス材料と比較して軽量である点や、炭素繊維との結合性が高いことから、CFRP全体の軽量化に大きく貢献していることも特徴の一つと言えるでしょう。

エポキシ樹脂のメリット

エポキシ樹脂は、優れた機械的特性や接着性、耐久性を持つ熱硬化性樹脂で、さまざまな産業分野で幅広く利用されています。そんなエポキシ樹脂のメリットを8つ紹介します。

  • 強度が強い
  • 腐食やサビに強い
  • 強固に接合できる
  • 電気を通さない
  • 水濡れや湿気に強い
  • 薬品や化学物質で劣化しない
  • 高温下でも性能を維持できる
  • 紫外線や風雨の外的環境に強い

強度が強い

航空機

エポキシ樹脂は、非常に高い機械的強度を持ち、圧縮や引張に対して優れた耐性があります。CFRPでは、エポキシ樹脂が炭素繊維を包み込み、強度を最大に引き出すことが可能です。

炭素繊維自体が非常に高い強度を持ち、エポキシ樹脂の補強によって剛性が向上する一方で、重量は金属よりも軽量になります。

そのため、エポキシ樹脂を使用したCFRPは航空機や宇宙産業、自動車産業などの、軽量でありながら高い強度と剛性を必要とする分野で重宝されています。

腐食やサビに強い

サビ

エポキシ樹脂が使用されているCFRPは、金属とは異なり、酸化や腐食の心配がほとんどありません。なぜなら、エポキシ樹脂は水分と酸素を通さない耐腐食性や耐水性があり、炭素繊維自体も腐食しにくいためです。

そのため、CFRPは塩害地域や湿度の高い場所など、腐食リスクの高い環境でも長期間安定して使用できます。

強固に接合できる

接着力

エポキシ樹脂は炭素繊維との親和性が非常に高く、優れた接着力を発揮します。

CFRPの成形プロセスでは、エポキシ樹脂を液体状の状態で炭素繊維に含浸させ、その後に硬化させることで、繊維と樹脂が強固に一体化します。この工程により、製品の形状や用途に応じた最適な成形が可能となり、高強度かつ耐久性の高い構造が完成するのです。

さらに、エポキシ樹脂の優れた接着特性により、炭素繊維の持つ強度や剛性を最大限に引き出すことができ、CFRP全体の性能を大幅に向上させます。

電気を通さない

エポキシ樹脂は電気を通さない特性を持つため、CFRP部品としても高い絶縁性を維持することが可能です。そのため、軽量でありながら絶縁性能が求められる部品にも適しており、電子機器や電力設備、航空宇宙分野など、多岐にわたる用途で活用されています。

この絶縁性と軽量性の両立により、設計の自由度が大幅に広がり、従来の材料では実現できなかった高性能な製品の開発を可能にしています。

水濡れや湿気に強い

船舶

CFRPは水分をほとんど吸収しないため、劣化や変形が生じにくい特性を持っています。そのため、湿度の高い環境や水濡れが想定される条件下でも高い強度と性能を維持することが可能です。

さらに、耐水性に優れるエポキシ樹脂が使用されていることから、CFRPは屋外用途や過酷な環境下でも信頼性が高く、船舶や風力発電のブレードなど、幅広い分野で使用されています。

薬品や化学物質で劣化しない

エポキシ樹脂は、酸やアルカリなど多くの薬品に対して優れた耐性を持っています。この特性により、無菌環境や薬品を扱う装置にも利用可能であり、長期間使用しても変質や劣化のリスクが極めて低い点が特徴です。

また、化学的に安定した性質を持つため、過酷な化学環境下でもその性能を維持することができ、研究施設や医療機器、工業プラントなどの幅広い分野で活躍しています。

高温下でも性能を維持できる

エポキシ樹脂には耐熱温度域の広いグレードが存在し、高温環境下でも安定してその性能を発揮できます。CFRPは軽量でありながら高強度と耐熱性を兼ね備えた材料として、特に航空機やロケット部品といった過酷な条件が求められる分野で積極的に利用されています。

また、耐熱性に優れることで、長期間にわたり性能を維持することが可能なため、次世代のインフラ建設や補強材としての採用も進んでいることもメリットの一つです。

風や雨などの外的環境に強い

バトミントンラケット

風雨や雪、湿気などの厳しい環境条件下でも、形状や性能を長期間にわたり安定して維持することが可能です。

その優れた耐候性から、CFRPはスポーツ施設や屋外機器など、幅広い用途で活用されています。また、CFRPはバドミントンラケットやセーリングボート、スキー板などのスポーツ用具にも利用されています。

これらの製品は、CFRPの特性により、耐久性が高く、メンテナンス頻度を抑えられることもメリットです。

エポキシ樹脂のデメリット

エポキシ樹脂はメリットだけではなく、デメリットもあります。ここでは以下の3つのデメリットについて解説していきます。

  • 紫外線を受けると劣化する
  • 低温で固まるまで時間がかかる
  • 割れやすい

紫外線を受けると劣化する

エポキシ樹脂は、紫外線にさらされると、表面が白くなる「白亜化現象」が発生します。

この現象は、紫外線が樹脂の分子構造に影響を与え、化学変化を引き起こすことによって起こります。そのため、屋外で使用する場合は、紫外線カット剤を添加したり、表面を塗装したりすることが重要です。

低温で固まるまで時間がかかる

エポキシ樹脂は、温度に影響を受けやすい材料であり、特に低温では固まるのに時間がかかります。

エポキシ樹脂は、硬化剤と混ぜることで化学反応が起こり、徐々に硬化していきます。この化学反応は、温度が高いほど早く進みますが、低温では反応が遅くなるため、硬化に時間がかかってしまうのです。

そのため、冬場や寒冷地でエポキシ樹脂を使用する場合、硬化時間をしっかりと管理することが大切です。また、暖房設備を使って作業環境を暖かく保つなど、適切な温度管理を行うことで、効率よく硬化を進めることができます。

割れやすい

エポキシ樹脂は硬くて丈夫な特性を持つ一方で、衝撃や曲げに対してはしなやかに粘らず、亀裂や割れが生じやすいという欠点があります。この特性は、特に急激な力や変形が加わる環境で特に現れやすくなります。

耐衝撃性を高めるためには、柔軟性を付与する改質剤を配合したり、炭素繊維やガラス繊維による補強を施したりするなどの工夫が必要です。

これらの対策により、エポキシ樹脂の脆さを補い、より広い用途で使用できます。

まとめ

この記事では、CFRPで使われるエポキシ樹脂のメリット・デメリットについて解説してきました。

エポキシ樹脂は、「熱硬化性」の特徴があり、強度が高く、耐水性や密着性に優れているため、多くのCFRP製品にマトリクス樹脂として利用されています。

たくさんのメリットがある一方でデメリットもあるため、気になる人はぜひ確認してみてください。

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