
3Dプリントサービスは、用意した3Dデータをもとに3Dプリントを行ってもらえるサービスです。
3Dプリントサービスを展開する企業は数多くあるので、どれを選べばよいのか迷っている方もいるでしょう。
そこで本記事では、3Dプリントサービスの選び方やおすすめのサービスを紹介します。
「3Dプリントサービスに依頼すると、どのくらいの費用がかかる?」「どんなことを依頼できる?」などの疑問にも答えるので、3Dプリントサービスの利用を検討している方はぜひ参考にしてください。
Taigaに登録してみる目次
3Dプリントサービスとは?どこから依頼できる?

3Dプリントサービスとは、3Dデータを業者に渡すことで、3Dプリントを行ってもらえるサービスのことです。
業者によっては3Dデータの作成・プリント後の加工を依頼することもできます。
依頼方法は業者によって異なりますが、一般的な流れは以下のとおりです。
- 3Dデータを業者に渡す
- 業者に見積もりを出してもらう
- 素材を選択する
- 代金を支払う
- 3Dプリントが行われる
- 発送・受け取り
具体的な依頼の流れは各業者のホームページで確認できるので、依頼前に確認しておきましょう。
3Dプリントサービスの選び方|比較すべきポイントは?
ここでは、3Dプリントサービス業者を選ぶ際のポイントを5つ紹介します。
対応している素材やサイズ
まずは、造形したい物に合った素材やサイズに対応しているかを確認しましょう。
3Dプリントで使用する素材にはASA樹脂・ナイロン樹脂・石膏・PPなどがあり、3Dプリントではこれらの素材を固めて立体物を作ります。
対応している素材は業者によって異なるので、用途に合った素材で製作してもらえるかをあらかじめ確認しておきましょう。
また、業者によって取り扱いできるサイズも異なるので、業者へ事前に問い合わせておくと安心です。
造形方式やプリンターのスペック
造形方式やプリンターのスペックも重要なポイントです。
3Dプリンターの造形方式は、熱溶解積層(FDM)方式や光造形方式など多岐にわたります。
どの方式で造形するかによって、造形物のサイズ・強度・精度などが異なるため、用途に合った造形方式に対応しているかを確認しましょう。
また、微細で高精細な造形が必要な場合、高性能な3Dプリンターを使用する必要があります。
細かな部品などを依頼したい場合は、業者が使用している3Dプリンターのスペックもチェックしておきましょう。
3Dプリント価格
3Dプリントの価格も事前に確認することが大切です。
3Dプリントサービスの料金は、用途・材料・サイズなどによって異なり、数千円で済む場合もあれば、数十万円以上かかる場合もあります。
業者によって価格が大きく異なるので、複数の業者に見積もりを取るようにしましょう。
依頼できる範囲
対応しているサービスの内容もチェックしましょう。
業者によっては、3Dデータの作成代行・仕上げ加工・試作品のチェックなど、3Dプリント以外のサービスも受けられることがあります。
必要なサービス・オプションを用意している業者を選んでください。
納品までのスピード
スピーディに納品してもらえる業者かどうかも確認しておきましょう。
業者によっては最短翌日の納品が可能な場合もあるので、急ぎの場合は納期が早い業者を選ぶと安心です。
納期の目安は業者のホームページでも確認できますが、サイズや素材などによっては納期が長引く可能性があります。
そのため、実際に依頼したいデータを渡して、業者に直接問い合わせるのがおすすめです。
おすすめの3Dプリントサービス10選を比較!
ここからは、おすすめの3Dプリントサービスを10つ紹介します。
Taiga|株式会社3D Printing Corporation

Taigaは、株式会社3D Printing Corporationが提供する部品・製品の製造プラットフォームです。
3Dプリントの依頼も可能で、金属や樹脂、ゴム、ナイロンなどあらゆる素材に対応。
さらに、大量生産から小ロット、試作品製造まで、柔軟なニーズにお応えしています。
3Dプリントの依頼方法は簡単。Taigaに無料登録した後に、製造したい部品や製品の3Dデータをアプロードするだけです。
アップロード後は3Dプリントのプロがデータを確認し、見積り作成やアドバイスを行います。
見積もりをご確認いただき、問題なければ製造を依頼。実際の3Dプリンティングまで一気通貫で対応します。
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アルテック
アルテックは、50年近くの歴史をもつ産業機械商社です。
工業用3Dプリンター業界でのシェアNo.1メーカーの3Dプリンターを使用しているため、高品質な造形に期待できるでしょう。
小型から超大型まで幅広いサイズに対応しているほか、エンプラ・スーパーエンプラなどの特殊な材料も取り扱い可能です。
3Dayプリンター
株式会社メルタの「3Dayプリンター」は、スピーディな対応が魅力のサービスです。
標準納期が3日と短く、急ぎの依頼の場合は最短翌日に納品してもらうこともできます。
また、3Dデータ制作・仕上げ加工・量産などの対応も可能です。
SOLIZE
SOLIZEの「SOLIZEオンライン3Dプリント」は、30年以上の3Dプリント歴をもち、年間20万パーツの製作実績を誇るサービスです。
3Dデータをアップロードすると、その場ですぐに見積もり金額や製造性を確認できます。
複雑な発注フローもすべてオンラインで済ませられるので、手間なく簡単に注文することが可能です。
JMC
JMCの「3Dプリンター出力サービス」は20年以上続いている事業で、年間取引案件数が約2,700件にものぼるサービスです。
3Dプリントだけでなく、3Dデータの作成・後加工などの幅広いサービスを受けられます。
後加工は、塗装・染色・ネジ加工・総切削など豊富に対応しており、特殊な加工にも対応可能です。
DMM.make
「DMM.make」はDMM.comが運営している3Dプリントサービスです。
登録ユーザーは20万にのぼり、東芝や三菱電機などの大手メーカーも利用しています。
低コストにこだわっており、実際の利用企業からは価格面を評価されることも多いとのこと。
素材や地域によっては最短翌日の発送も可能です。
日本3Dプリンター
日本3Dプリンターの「UAM3D」は、高技術・低価格・短納期にこだわっているサービスです。
世界トップクラスの3Dプリンターを使用しているので、高品質・高精度な造形に期待できます。
着色・塗装・インサート・メッキなどの後加工にも対応しているほか、3D測定サービスを依頼することも可能です。
RICOH
RICOHの「3Dプリンター出力サービス」は、豊富な材料・素材と熟練技術者によるサポートが魅力のサービスです。
材料・素材は、高精細なものや耐熱温度の高いものなどさまざまなものを扱っています。
また、造形物の用途や予算に合わせて、熟練の技術者が最適な材料・造形方式などを提案してくれるのも特徴です。
3DTOWN
3DTOWNは、フィギュアの制作に強みを持つサービスです。
4K・8Kの高性能な3Dプリンターを使用しているので、高精度で滑らかな造形を実現できます。
価格は、立方体ではなく質量・パーツ数から算出するため、空間部分の余計な費用がかかりません。
BMF Japan 株式会社
BMF Japan株式会社は、超高精度な3Dプリンターを開発・製造する日本の企業です。
BMF Japanの3Dプリンターは世界的に高く評価されており、数々の受賞歴もあります。
独自に開発した高精細3Dプリンターシステムと豊富な素材により、高品質な造形を実現できるでしょう。
3Dプリントの依頼価格はいくら?
3Dプリントサービスの依頼価格の相場は数千円〜数十万円です。
ただし、用途・素材・サイズ・造形数によって価格が大きく異なるほか、どの業者に依頼するかでも必要な金額は変わります。
3Dプリントサービスを依頼するなら、まずは各業者に見積もりを依頼しましょう。
見積もり金額が予算を超える場合は、自分でできるものは自分でやるなどの工夫をすることが大切です。
まとめ
3Dプリントサービスは、3Dデータを渡すだけで3Dプリントを行ってもらえるサービスです。
業者によって取り扱っている素材やサイズ、造形方式や価格、納期の早さなどが異なるので、用途に合った業者かどうかを事前にチェックしておきましょう。
適切な方法で業者を選ぶことで高品質・高精度な造形ができ、満足のいく結果を実現できます。
本記事で紹介した選び方のポイントを参考に、最適な業者を探してみてください。
3Dプリントを活用した部品製造を検討している方は、ぜひ「Taiga(タイガ)」をご活用ください。Taigaは、無料で経験豊富な業者に相談できるサービスです。
難易度の高い部品や新規部品の開発、少量生産、試作から量産まで、コストを抑えつつ効率的に進めることが可能です。
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